千葉絵里 オフィシャル・ブログ

「言葉で人をつなぐ、心をつなぐ」コミュニケーター/リンギスト/英日会議通訳者/英語講師/コーチ/会議ファシリテーターのブログです。通訳者としての得意分野はプロフィールをご参照ください。

【2017年版】お役立ちグッズ:アプリ編

通訳業界きってのガジェット通といったら平山敦子さん。最先端の便利なアイテムについては、ぜひこちらのコラムを読んでみてほしい。自分はtech savvyなほうではないが、ご参考までに使ってみてよかったものを私も共有させていただこう。まずはアプリ編。

 

1.Evernote

Dropbox、One Drive、Google Driveなどクラウドストレージ系のサービスは一通り全部使っているけれど、最近利用頻度が高いのはノートアプリのEvernoteDropboxなどで文書を共有する手間に比べると、アプリを立ち上げてすぐ書き込みをしたり検索したりできるのが特に出先で使うのに便利。こういう用途に使っている。

・ウェブ上で読んだ注目記事を保存。特にIRの仕事などで企業について調べた情報などを蓄積している。検索機能が強力なので、キーワードやタグで一括検索できるのが魅力。プレミアムサービスに加入していると、「コンテキスト」という機能で関連する自分の過去ノートのほか、日経新聞などの関連記事を表示してくれるのも便利。

・仕事の帰りに振り返りをしながら、「こういう訳のほうがよかった!」というアイディアを書き込む。思いついたときにすぐ書き込みをできるのが便利。

・用語リストを作るまでもない読み物などで新しい語彙に出会ったら、「語彙増強」というノートにメモしておく。以前はフラッシュカード型単語カードアプリなども試していたけれど、手軽なので結局Evernoteになった。折に触れて読み直して、覚えるように努めている。

 

昔から使っていたし、ノートの量が多くても検索が速いので有料会員料金の引き上げ後も私はEvernoteを使い続けているけれど、無料で使いたいならマイクロソフトから出ているOneNoteというアプリもある。

 

2.Pocket

ウェブ上の記事を1クリックでクリッピングできる。Evernoteとの使い分けが難しいところだが、操作が簡単なので出先ではPocketを使うことが多くなった。ウェブ上で2ページ以上に渡って書いてある記事も、どこかのページをPocketに入れれば全体をクリッピングできているので便利。ただし、検索機能はEvernoteが便利。

 

3.CamScanner

領収書のコピー提出が求められている時、手書きメモをPDF・JPEG化しておきたい時などに使用。カメラで撮影後、斜めに撮れていたりしても補正してくれる優れものだ。

 

 4.maps.me

平山さんお薦めのアプリ。あらかじめダウンロードしておくと、オフラインでもGPSで位置情報を取得できる。海外出張や旅行の際、現地のSIMカードを購入するかどうか迷うときなどに便利。

 

5.中国語ピンイン楽引

中国語の地名・人名は、非常にトリッキーなもののひとつ。日本語は日本語読みする場合が多いけれど、英語は中国語読みがベースだからだ。ここ数年、主要都市や省以外のマイナーな地名にも遭遇することが多く、下調べ時にはウェブサービス書虫というものを使っていた。このアプリは手書き認識でピンインを表示してくれるので、電子辞書よりも速く検索できる場合があるのが使っている決め手。ただ、英語は中国語ベースといっても発音は微妙に異なるので、注意が必要。

 

6.Collins COBUILD Advanced Dio Dict3 

電子辞書版では入手できる機種が限られていたコリンズ・コウビルドの英英辞典がアプリになって嬉しい。英語のコアのイメージを理解したいときはコリンズ・コウビルドに当たることにしている。米語版のほか、いくつかバージョン違いのアプリがあるようだ。

 

7.i英辞郎

今は電子辞書を持ち歩かない通訳者さんもいらっしゃると聞く。私は未だに持ち歩く派だけれど、こちらも併用している。オフラインですばやく検索できるのがよい。ただ、最先端の用語などは最初からウェブで検索したほうがよいようだ。

 

8.NewsPicks

こちらは、関根マイクさんのお薦めアプリ/サイト。様々なニュースに対して各界の専門家が実名でコメントしているのが付加価値になっているキュレーション・サイトだ。買収のスキーム、企業のプレスリリースの背景などを理解したいときに参照している。もちろん、実名コメントであってもその妥当性については鵜呑みにすべきではないだろう。けれども、複数の方の意見を合わせて読むことで、それはある程度担保できる。

 

9.BBC News

単純作業をしているときにバックグランドでLIVEを流したり、Top Storiesを視聴したり読んだり、使い方はいろいろ。

 

10.Podcast

PBS News Hour、NHK World Radio Japan、BBC Global News、CNN Anderson Cooper 360、TED Talks Dailyなどを購読している。私はSIMフリースマホ格安SIMの組み合わせなので、出先では動画を見るのは辛いが、音声だけなら気軽に出先でもリスニングできる。待ち時間の数分で聞けるものが多いのも魅力。

 

11.Khan Academy

理科や算数・数学の基礎を英語で勉強し直すのに役に立っている。YoutubeのCrash Courseシリーズ(例えばこちらなど)もお気に入りだが、このアプリも軽くて隙間時間に見て楽しむことができるのがよい。

 

12.Toggl Work Time Tracker

シンプルに使える時間管理アプリ。常時使用しているわけではないが、準備にかかる時間の見積と実際のずれを確認するのに役に立ったりしている。調べてみたところ、IRの準備に関しては自分の見積よりも実際は1.5倍ほど時間がかかっていることがわかった。時間効率にこだわり過ぎるのも十分な準備を行うのを妨げる可能性があるが、自分の能力をきちんと見積もるにはこういうツールの助けが有効だ。人間には正常性バイアスというものがあり、自分の能力を過大評価することはよくあることだからだ。このほか、時々一日の全時間を内容別に計測して、時間の使い方が有効か検討したりしている。

 

13.Insight Timer

いわゆる瞑想タイマーアプリ。特に通訳者だから必要だというアプリではないが、私はメディテーションやヨガが好きなので愛用している。最近流行りのマインドフルネスを始め、誘導瞑想(インストラクターの指示に従って行う瞑想)が5,000種類以上も無料で利用できる。ログが自動で作成され、一定期間続けると「マイルストーン」でお知らせしてくれるなど、継続を促す仕組みがあるのがよい。最近のお気に入りはYoga Nidra for SleepとYoga Nidra for Relaxation。後者はちょっと横になって休み、リフレッシュしたい時などに聞いている。

 

(編集履歴

2017.8.19 Pocketを追加、文言を若干修正。