ベテラン通訳者への道

フリーランス11年目。自分が今まで培ってきた経験を共有し、更に信頼される通訳者を目指して頑張ります。

質問に答えて:インターネットマーケティング関連の英語と最新のトレンドを学ぶには?

あるところで、表題のような質問をいただきました。非常に最先端の分野ですね。

 

私も特に得意としている分野ではないので、その時お答えしたのは、ツイッターなどでキーパーソンを見つけ、その方をフォローしていくこと。また、WIRED.jpは時々見ていたので、英語版を見たらどうかとお勧めしたくらい。

 

ただ、wiredはなかなかいいリソースなのだけれど、テクノロジー全般を扱っているので、もう少し絞り込んだ情報はないかな、と思って少し調べてみました。

 

★概要や歴史を押さえる

質問された方は、すでにかなり知識がある方のようでしたが、そうではない場合は、概要や歴史をまず日本語で押さえるのが重要かと思います。「web広告」で検索していてヒットしたこちらのサイトなどは、そういう目的にかなうものだと思いました。

Web広告基礎講座 | マナビト

2013年11月にリリースされたコンテンツなので、当然それ以後の動きは入っていないのですが、基本概念を押さえる上で役に立つな、と思いました。動画脚本の書き起こしもあるので、あわせて確認するといいと思います。

また、書店にいけば、最近の動画広告やアドテクノロジーなどについても説明した本が出ています。そういう本を読んでみるのもいいかもしれませんね。

 

★書籍を読む

日本語の書籍は本屋で「マーケティング」などの棚を眺めてみればいいとして・・・。英語のほうも少し検索してみました。

Amazonで"web marketing"と入力すると、10,000点以上書籍がヒットします。"web marketing”という検索語の選択だと、「個人がいかにインターネットを使ってお金を儲けるか」というテーマの本も混在してしまうので、注意が必要です。

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Amazonの検索結果を眺めていると、なかなか面白そうなものがあるし、Kindle Unlimitedに加入していれば無料で読めるものも色々と見つかります。最後まで読まなくてもいいので、こういうのを読んでみるのもいいかも。そして、著者の主張が素晴らしいなあと思ったら、その人がYoutubeやTEDで話をしていないか、探してみるのも手だと思います。自分の関心に近いものを探し出すには、検索語が鍵になるので、"web marketing"だけではなくて、”ad technology"など、検索語を色々変えてみるといいでしょう。

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【2017年暫定版】お役立ちグッズ:文具・事務機器・その他編

このカテゴリは、ほしいと思っているBang&Olufsenのイヤフォンも、iPad Proもまだ買っていないので、取り上げられるアイテムが余りありません。でも、とりあえず心覚えを残しておきます。

 

1iPhone

iPhoneのアラームで起き、「乗換案内」アプリで仕事場へのルートを確認し、会場近くで迷えばGoogle Mapを開く。メールも調べ物も出先ではiPhoneで行うことが多く、写真を撮って食事の内容を記録したり、時にはSleepMeisterというアプリで自分の睡眠パターンを分析したり。かなりiPhoneに依存した生活を送っています。Xperia Z Ultra の2013モデルから去年乗換えました。Xperiaも大画面のものでかなり気に入っていたのですが、アプリを沢山入れすぎたのか、アプリを開く時やブラウザで調べ物をする時に非常に時間がかかるようになってしまって。iPhone 6Sに切り替えて、非常にそのあたりのストレスがなくなりました。Android端末も、ほかの機種やOSの新しいものではそういう問題はないのかもしれませんが。フィーチャーホンとの二台持ちで、iPhone格安SIMで運用しています。格安SIMは1日110MBまで使えるもので、動画を見るのはやや辛いけれど、podcastなら問題なく聞けますし、テザリングもできるので重宝しています。

 

2.電子辞書

資料や各種仕事道具を持ち歩く通訳者の荷物は相当な量に上るので、重量削減のために電子辞書は持たないという通訳者さんも最近いらっしゃいますね。私は、電子辞書は「ないと不安」派かな。使わない場面も多いのですが。電子辞書の利点は、電波のない場所でも引けること。そして、物理キーボードを使えることの利便性、と私は感じています。でも、最近出た電子辞書は、キーボードがペコペコしていて押しにくい、特に急いでいると高い確率で打ち間違うものがありますね。ということで、普段使いの電子辞書にはCASIOのXD-W9600という古いモデルをかれこれ10年近く使っています。医学のお仕事用は中古で入手したSEIKOのAR-A10001。電子辞書は製造を中止しているメーカーも多いので、大事に使いたいと思います。

 

3. Scansnap

いわゆる「断捨離」の一環として、書籍や書類のPDF化が流行った時に聞いた方も多いと思います。最近は、オーバーヘッド読取型で、綴じられた本を切ったりせずにスキャンできるsv600をはじめ、色々なタイプがあるようですね。私が持っているのはS1500という古い型式のもの。裏表連続読取のスピードが速いのが特徴です。仕事中に現場でとった用語対訳のメモなどを読み取って保管しています。何しろ、自分が作成したIR用・会社別用語リストだけで5cm厚さのファイル3冊分あるので、できるだけ紙の資料は減らしたいのです。とはいえ、使い勝手は紙のほうがいいので、紙を残すかどうか迷うことが多い。そういう時、このスキャナがあると、とりあえずPDF化して紙は捨てる、という選択ができます。私が購入したときは、Adobeのソフトウェアも付属していてお得でした。

 

4.スマートフォンホルダー付卓上三脚

これは何に使うかというと、パナガイドを使って通訳するときに、ハンズフリー化するのに使うのです。パナガイドで通訳する場合、標準で付属するのはヘッドセット型マイクか、ピンマイクかのいずれか。ピンマイクの場合、胸につけて通訳するよりも、ピンマイクを手にもって通訳することになることが多いと思います(胸につけると雑音が入りやすいので。また、ピンマイクを発信機のアンテナに巻き付けて、発信機を持って通訳してしまうこともあると思うけれど、良好な電波状態を確保するためには避けたほうがよいそうです)。そういう時、スマートフォンホルダー付の卓上三脚を使うと、ハンズフリー化できます(ピンマイクはスマートフォンホルダーに取り付け)。これは、日本会議通訳者協会の日本通訳フォーラムで聞いてきたアイディア。片手がふさがってしまうと、資料をめくりにくかったりするので、とても便利だと思います。ただ、パナガイドの付属品として設定されているピンマイクは、結構色々な方向からの音をよく拾います。通訳者の声のみ拾ってくれるようにしたい場合は、単一志向性のマイクを持参したほうがよいかもしれません。自分自身はパナガイドを持っていないので、パナガイドをセットした写真をお見せできないのが残念ですが、発信機を横倒しにして使う感じです。なので、チャンネルの変更等には注意が必要。横倒しにしても、たぶん100平米くらいの部屋で、特に受信に問題はなかったように思います。

 

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便利グッズ:通訳チャンネルセレクター

土曜日は日本通訳フォーラム2017に参加。盛会で、どれも充実したセッションだったが、通訳業界きってのガジェット通・平山敦子さんと、音声の専門家・吉岡余真人さんのセッションは、通訳環境改善につながる実用的なアイディアが満載だった。

 

ご紹介された機材の中で、特に気になったのがこちら。

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パナガイドは、工場などのみならず、通訳業界でも長く使われてきたけれど、チャンネルの切り替えの難しさがネックだった。チャンネル変更のつまみが小さいこと、切り替える操作をする際に結構指の力が要ることが原因で、特に急いでいる時に操作を誤ることが多かったのだ。

 

長年、チャンネルセレクターと接続して使える形にならないかと思っていたのだが、ようやくそれに応える製品が出てきた形。ジョイスティック方式のつまみがついているので、開発者の吉岡さんの言によれば「暗闇でも使える」。

 

大量生産品ではないために、レンタルで1日6,000円とかなり高額ではあるが(この日吉岡さんから伺った情報。買取もあるとのこと)、パナガイドを用いて簡易同通機器のように使いたい場合はあると便利な機器だと思う。なお、吉岡さんが以前連載されていた同時通訳機材講座にも非常に有益な情報がある。

 

この他、平山さんからご紹介があった、パナガイドを集音機器として用いる方法も非常に役に立った。自分でもすでに実施していたことではあるけれど、ちょっとした周辺機器を使うことでぐんと使い勝手がよくなる。平山さんのプレゼンやその時に配布された資料については、日本会議通訳者協会のウェブサイトにアップロードされるとのことなので(会員限定コンテンツ)、興味のある方は御覧いただければと思う。

 

 

 

 

通訳の仕事において役に立った知識

仕事をしていて、これを知っていてよかったと思うことは沢山ある。経験が思いがけず生きたというエピソードも枚挙に暇ないが、まずはそういう意外性が少ない、大きなものをいくつかピックアップしてみた。

 

  1. プロジェクト管理の知識

 

一定規模以上の企業において、「プロジェクト」という形をとって仕事を行う必要がある時は、確立された手順に従って仕事をしていくことが殆どではないかと思う。即ち、「新製品の発売」などの目標日から逆算して、○か月までに何をする、ということを決め、実行していくというもの。

 

その「手順」の中では、どういう順番を追っていつまでに誰が何をしなければならないか、ということが細かく決まっている。タスクを確実に実行していくために、節目(マイルストーン)ごとにイベントを設け、レビューを行っていくのが普通だ。各マイルストーンでの成果物も規定されており、何をもってマイルストーンを成功裏に通過できたかを判断する基準があり、成功・失敗に応じて次に進む道筋が決まっている。

 

私は、製造業の会社で働く中で門前の小僧で覚えていった形だが、不慣れな方はこういうサイトで確認されるといいのではないかと思う。素人にも分かりやすくまとまっており、よく使う用語の紹介もある。

 

プロジェクト管理の知識は、業界を問わず役立つことが多いので、是非持っておきたいものの一つだ。更に、業界特有の仕事の進め方というものもあるので、それも知っておくと便利だと思う。

 

例えば、IT業界での開発作業の進め方は、計画→要件定義→外部設計→内部設計→製造(プログラミング)→テスト→システム移行→運用・保守という手順を踏んで進む(こちらのサイトなどを参照)。プロジェクトのどの段階でどういう作業をするか決まっていることが殆どなので、仕事を依頼される際にプロジェクトがどのフェーズにあるのかを教えていただけるだけでも参考になることは多い。

 

変化の激しい業界では、プロジェクト管理の手法も異なるものがあるかもしれない。自動運転やIoTなどのように、業界そのものを変容させるような取り組みを生み出す過程では、全く違うプロセスが働いているのではないかということも想像できる。しかし、それが何か具体的な商品やサービスに結びついてくる段階では、やはり何らかのプロジェクト管理の手法が活用されているのではないかと思う。

 

  1. ISOマネジメントに関する知識

 

これも、1のプロジェクト管理の知識に似ている。ISOの定める規格に従って、例えば品質管理や環境に配慮した取り組み、あるいは情報セキュリティの確保などをどういう手順でどういうツールを用いて行っていくかが決まっている。ISO認証の仕組みや基本的な考え方、頻出する用語やツールを覚えておくだけでも随分役に立つ。

 

遭遇する頻度が高いものは品質管理だと思う。ISO9001の認証取得・維持更新の審査自体の通訳を依頼されたこともあるし、内部監査等もISO規格、あるいはこれに準拠する社内標準に基づいて実施されることが多い。業界に特化した品質マネジメントシステムもあり(例:自動車産業向けの品質マネジメントシステムISO/TS 16949)、この中でコア・ツールとして用いられているAPQP(先行製品品質計画)FMEA(故障モード影響度解析)などは他の業界の仕事でもよく出てくる。V&V (Verification and Validation:検証と妥当性確認)という用語も、ISOやそれに準拠するシステムを用いている場合によく聞く。

 

  1. 生産管理やカイゼンの仕組み

 

私たちの目に触れるのは、工程ごとに手順書があり、手順書に基づいて一つ一つの標準作業が文書で規定されていて、仕事の成果が数値で管理されている工場が殆どであると思う。現場は整理整頓がされている上に、注意を要する事柄やKPI(重要業績評価指標)、Control Pointにおける測定値などが目で見て分かりやすい形に表示されていることが多い。

 

同じ会社でも、国や製造拠点が違えば生産管理の体制や実際の成績にばらつきがあるのは普通であるし、作業標準があっても、企業は常にさらなる改善・向上の機会を模索するのが通常だ。困ったことがあった際に、現場でカイゼンのアイディアを求め、効果が高いものは標準作業にも織り込んでいくということが日常的に行われている。タクトタイム、サイクルタイムなど、JIT(ジャストインタイム)関連の用語を覚えておくと、工場見学の際などは役に立つことが多いだろう。

 

  1. 会計と経済学に関する基本的な知識

 

ビジネス通訳を行っていく上では必須。高校の政治経済の教科書に載っていたような知識が案外漏れていたりするので、これを押さえるだけでも随分ニュースの理解度などが違ってくる気がしている。会計は、特にB/S(貸借対照表)項目に関しては、意識的な知識増強が必要だと思う。P/L(損益計算書)項目に関しては、個人の経済活動から類推できる部分も多いが、繰延税金資産の扱いなど、B/S項目は類推できない概念が多いからだ。こちらについては、より深い知識が必要だと最近感じるので、引き続き勉強中。

 

***

 

製品開発や製造関連の仕事を多く担当していたため、こういうラインナップになった。その人の経験により、また対象分野により、何が役に立つかは異なるだろう。そういう知恵や知識を通訳者の間で共有できるようになると嬉しい。

 

個人的にこれから学んでみたいのは統計。大量のデータを扱う際にどういう手法を用いるかはこれまた業界を問わない知識だと思う。まとまった時間を設けて学んでみたいと思っている。

フリーランスの通訳者になる前に知っておきたかったこと

  1. ペアを組んで通訳するときの振る舞い方

 

現場に出て一番戸惑い困ったことがこちら。今は状況が異なっているかもしれないが、私がフリーランスで仕事を始めた頃は、通訳学校でもエージェントでも特に指導はなかったように思う。社内通訳者だった時のことを参考にして行動していたけれど、今考えてみると、特に交代の仕方などは自分が習った方法は余り一般的ではない部分があった。

 

色々な媒体ですでに広く取り上げられているトピックなのでおさらいになるけれど、自分が通訳をしていない時は相手の邪魔にならないのが基本。「存在感を消す」という言い方をされる方もいる。何が気になるかは人によって様々だが、メモを取っているのが気になる、という意見は複数の方から聞いた。私も実際に注意を受けたことがある。資料のページをめくる音が大きすぎる、と注意されたこともある。一瞬一瞬に全エネルギーを注いでいると、ちょっとしたことが気になるものだ。お互いに気を付けて力を出し切れるようにしたい。

 

パートナーとの連携の仕方についてはマイヤーズ若菜さんのこちらのコラムが詳しい。海外の通訳大学院ではこういうこともきちんと学ぶとのことで羨ましい。仕事を請けてから現場に向かい、実際に通訳業務を行うまでの流れについても詳しく解説されている。

 

メモ取りについては、平山敦子さんのコラムでも実例つきで触れられている。パートナーのためにメモを取って支援をすることも勿論あるけれど、自分が通訳している時とはかなり異なることが分かる。

 

  1. 仕事の準備の仕方

 

クライアントや通訳エージェントから提供される資料に目を通し、知らない単語や概念を調べて用語集を作って練習しておけばよいかというと、それだけでは済まないところが奥が深い。

 

読み原稿まできっちり作っておかないと、にっちもさっちもいかないことがある。はたまた、資料を読んで用語や概念を把握しておくだけでなく、関係者がどういうことを言いたいのかをその背景まで読み込み、自分の言葉で語れるくらいでないと、消化不良に終わってしまう仕事もある。

 

そもそも資料が膨大すぎて、限られた準備時間の中でどこを重点的に読むべきかの見当をつけるのさえ経験や勘が要る。また反対に、日時や場所、スピーカーのお名前以外に情報が全くない場合がある。そういう場合も、何とか調査能力を総動員して調べておかないと、出たとこ勝負では太刀打ちできないことが私の経験では多い。

 

また、専門性が高い分野では、資料以外に読むべき本が出てきたりする。

 

限られた時間の中で、いかに効率よく効果的に準備するか、優先順位をつけ実行する能力が必要で、しかも仕事の性質や分野により、異なる対応が必要になったりする。この点については、経験を通してある程度方針が明確になってきた分野もあるので、少しずつまとめていきたいと思う。

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感覚を動員する

心理学や心理療法を学び、今でもたびたびワークショップに参加していて感じるのだけれど、人にはそれぞれ得意な感覚がある。例えばある人は聴覚に非常に優れたものを持っていたり、何かアイディアを思いつくときは必ず絵が浮かんだり、という人もいる。そういう感覚を学習に生かさない手はない。

 

例えばどういうことかというと・・・。

 

・クイック・レスポンスの問題と答えを録音し、答えが流れる前に解答できるように練習する。

 

私は受験生の時、世界史の教科書を「音読」して覚えたし、人の声の記憶が長く残るほうなので、割と聴覚優位だと思う。だからなのか、この学習法はかなり前から取り入れている。どうしても期限までに覚えなければならない用語などが多い時はこういう録音を作り、家事をしながら練習している。まだ通訳の仕事を始めて間もない頃、展示会の仕事で化学用語を40個ほど一晩で覚えなければならなかった時にも活用した。録音をするのは手間だけれど、いつでもどこでも練習できるのがよい。満員電車の中でもできる。「クイック」というからには、考え込む間を置かず答えられるようにする必要がある。実際、通訳をする場面でも、スピーカーが話し終わってから(逐次)通訳を開始するまでに3秒以上の間があると聞いている人が不安になる、という指摘を新崎隆子先生の本で読んだことがある。

 

・音読する

 

英語学習において口を動かすことの重要性はいくら強調してもしすぎることはない。自分も、仕事の間が空いたり訓練をさぼったりすると、たちまち英語を話す筋肉が落ちてしまう。こういうこともあって、私は、聞き流し方式で英会話が身につくという学習方法には懐疑的だ。決まりきったフレーズを覚える段階までは有効かもしれない。

 

英語は日本語に比べて口の周りの筋肉をよく使うし、お腹から声が出ることが必要だ。「通訳者のためのボイストレーニング」という講習を受けたことがあるが、その講座も腹式呼吸の練習から始まる。よく通る声を作る上で必須なのだ。そういうことを意識しながら練習するためには、動画を見ながらリプロダクションをするのもいいと思う。スピーカーがどういう口の動きをしているか、どういう身振りや感情をこめてその言葉やフレーズを発音しているかも確認できる。Youtubeで検索すれば、発音指導の動画なども見つけることができる。

 

・図解を作る・ノートをまとめる

 

下記は、仕事上必要に迫られて生物学の基礎を復習することになった時に作ったノート。文字だけの用語リストも作成したが、文字だけではわかりにくいので、図に書き込みをしたり、自分で図や絵を描いたりした。自分でまとめる作業をする中で情報が整理されていくし、視覚的な工夫をすることで記憶にも残りやすくなる。

 

 

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通訳者が会議について知りたいこと

通訳者が仕事を依頼された会議/イベントについて知りたいことは沢山ある。日時と場所は勿論として、会議名、議題、参加者、同時か逐次か、同時の場合は機材は何か、資料の有無や提供時期、その使い方等々・・・。

 

色々ありすぎるので一体どの情報を提供すれば、と依頼者の方も戸惑われる場合があるのではないかと思う。私としては、下記の視点に沿って情報が提供されていると有り難いと思う。

 

  1. 何のために(Why)
  2. 誰が(Who)
  3. いつ(When)
  4. どこで(Where)会議/イベントをするのか
  5. どういう名称で何(What)を議論するか
  6. どういう形態で(How)行うか
  7. 何をもってその会議/イベントの目的が達成されたとみなすのか(Success Criteria)

 

1~6はいわゆる5W1H。1は会議の目的・位置づけ、2は参加者(お名前の他、所属や役職など)、3・4・5は会議の日時・場所・名称・議題という基本情報。6は会議/イベントの形態(講義・プレゼンが主なのか、質疑応答がメインなのか、実習を行うのか、見学・視察なのか・・・等)。

 

7について気になるかどうかは通訳者によって違うかもしれない。私は気になるほう。1の会議目的とセットになる質問だけれど、例えば情報共有をしてざっくばらんに意見交換をできればいいのか、共有した情報に基づいて参加者が作業をする必要があるのか、はたまた何らかの意思決定が必要なのかで会議の流れが違う。事前に明示することが難しい場合もあるかとは思うけれど、そういうことが分かっていたほうが通訳者も会議の流れに乗りやすく、よりよい通訳を提供できるのではないかと思う。

 

取締役会や経営会議など、定例の会議では1・7は既に明確になっていることが多い。新設の会議では、1・7について参加者間で認識が十分に共有されていないのではないかと感じることがまれにある。例えば、「この議論は○○(上位または下位の会議体、あるいは全く別のフォーラム)ですべきではないか?」という発言を聞くとき。参加者が混乱しているときは、参加者よりもさらに外部にいる通訳者は一層混乱しているということを頭の片隅にでもいれておいていただければ、と思う。

 

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